学校に通っているとき、新学期ごとの一大イベントと言えば、それは何と言っても席替えだと私は思っています。席替えをすれば、隣同士になる人が必然的に変わりますのでそこから新しい人間関係が生まれるかもしれませんし、願わくば好きな女の子が隣になって欲しいと淡い期待を持って臨みます。  ただ、それは運に委ねられることが多いので、席替えに対して過度の期待は禁物だと思っていました。ただ、とりあえず人間関係を抜きにするならば、なるべく後ろの席に座りたいという願望が私にはありました。それはなぜかというと、私はそのころから背が高かったので前の席だと他人の迷惑になるということ、そして、やはり少しでも先生から離れた位置が良いということが挙げられます。  1度、そんな私の希望がまったく通らず、真ん中の1番前になったときは泣きそうになりました。先生からは指されやすいですし、良いことはあまりありませんでした。  そうして、席替えには学校生活の小さいドラマがあると私は思っています。